
principalとprincipleの違いは?語源から覚える使い分け
2026/10/8
みなさんは発音がまったく同じ英語
- principal
- principle
の違いがわかりますか?
綴りも最後が -al か -le かの違いだけです。英語を母語とする人でもよく書き間違える組み合わせですよね。
ただ品詞と意味ははっきり違い、品詞に注目すると迷わなくなります。
この記事ではprincipal と principle の意味と使い分けを例文で整理し、語源からの覚え方も紹介します。
principalとprincipleの違いは?
principal は「主要な」「第一の」という形容詞や「校長」「元金」という名詞で、principle は「原理」「原則」「信念」という名詞という違いがあります。「主要な〜」と形容詞で使えるのは principal だけです。
| 単語 | 品詞 | 発音 | 主な意味 |
|---|---|---|---|
| principal | 形容詞・名詞 | /ˈprɪnsəpəl/ | 主要な・第一の・校長・元金 |
| principle | 名詞 | /ˈprɪnsəpəl/ | 原理・原則・信念 |
The principal reason for the delay was bad weather.
遅れの主な理由は悪天候だった。
I agree with you in principle.
原則としてはあなたに賛成です。
それではそれぞれの意味と使い方を詳しく見ていきます。
principalの意味と使い方
principal は形容詞で「主要な」「第一の」、名詞で「校長」「元金」「主役」という意味です。
形容詞では順位や重要度が一番であることを表します。main や chief に近い意味ですが、少しかたい響きがあります。
Tourism is the principal industry of the island.
観光はその島の主要な産業だ。
The principal cause of the accident was speeding.
事故の主な原因はスピードの出しすぎだった。
名詞では「一番の人」や「一番のお金」を指します。
The school principal gave a speech.
校長先生がスピーチをした。
You have to repay the principal and interest.
元金と利息を返済しなければならない。
She danced the principal role in the ballet.
彼女はそのバレエで主役を踊った。
名詞の principal が「校長」や「元金」になるのは、どちらも「一番の」ものだからです。学校で一番上の人と、利息を生む一番もとのお金ですね。
principleの意味と使い方
principle は「原理」「原則」「主義」「信念」という意味の名詞です。
物事の根本にある決まりや考え方を表します。形容詞として使うことはできません。
The machine works on a simple principle.
その機械は単純な原理で動いている。
Honesty is one of my basic principles.
誠実さは私の大切な信念のひとつだ。
The basic principle of democracy is equality.
民主主義の基本原則は平等だ。
She refused the offer on principle.
彼女は信念からその申し出を断った。
He is a man of principle.
彼は筋を通す人だ。
in principleとon principleの違いは?
principle を使った熟語は試験でもよく出ます。in principle は「原則として」「理論上は」で、on principle は「主義として」「信念から」です。
In principle, the plan is good, but it costs too much.
原則としてはいい計画だが費用がかかりすぎる。
I don't eat meat on principle.
私は信念として肉を食べない。
in principle は「理屈の上では賛成だけど」と一歩引いた言い方で、on principle は自分の信念にもとづいて行動するときに使います。
principalとprincipleの語源
2語ともラテン語の princeps にさかのぼります。primus(最初の)と capere(取る)が合わさった言葉で、真っ先に取り分を取れる立場の人のことです。首位の者や君主を指し、英語の prince もここから来ています。
中英語:古フランス語を経て、ラテン語の princeps, princip- 「最初の、主要な、主権者」から。これは primus 「最初」+ capere 「取る」から成る。
王や女王の息子
The prince attended the royal ceremony with his parents.
王子は両親と一緒に王室の式典に出席した。
ラテン語の段階で2つに分かれました。形容詞の principalis(第一の・主要な)が principal になり、名詞の principium(源・はじまり)が principle になっています。principal は「順位が一番」で、principle は「物事が始まる一番最初の地点」です。
中世後期の英語。古フランス語を経て、ラテン語のprincipium(『源』)、複数形principia(『基礎』)、およびprinceps, princip-(『最初の、主要な』)に由来。
原則
the basic principles of justice
正義の基本原則。
principium の複数形 principia は「基礎」という意味にもなりました。ニュートンの主著『プリンキピア』のタイトルがまさにこれです。原理とはそこから全部が導き出される一番最初のこと、と考えると語源と意味がきれいにつながります。
プリンキピアと principle が同じ根っこだと知ったとき、昔の教科書が急に身近に感じられました。
principalとprincipleを使い分けるコツは?
まず品詞を確かめます。名詞の前に置いて「主要な〜」と言うなら principal です。principle は名詞しかないので、この位置には入りません。
名詞同士で迷ったときは、人やお金なら principal で考え方やルールなら principle です。英語圏の学校では The principal is your pal.(校長先生はあなたの友達)と A principle is a rule.(原則とはルールのこと)という覚え方が教えられています。
練習問題
空欄に入るのはどちらでしょう。
- The ____ objective of the merger is to reduce costs.
- The basic ____ of democracy is equality.
- Please contact the ____ if you have any questions about the school.
答え
- principal(名詞の前に入る形容詞なので principal)
- principle(民主主義の基本原則)
- principal(学校の校長)
TOEIC では「元金」や「主要な」の意味で principal がよく出ます。英検では in principle や on principle のような熟語が問われます。
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この記事を書いた人
Yui
カナダ・オーストラリア一人旅をきっかけに英語に興味を持つ。英語学習歴は7年目に突入。エドシーランが好きです。