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「more than my job's worth」とは?グリンゴッツで学ぶ会話表現7選
イギリス英語会話表現ハリー・ポッター

「more than my job's worth」とは?グリンゴッツで学ぶ会話表現7選

2026/10/24

『ハリー・ポッターと賢者の石』の第5章で、ハリーは初めてダイアゴン横丁に足を踏み入れ、魔法使いの銀行グリンゴッツへ向かいます。

ハグリッドのせりふには、秘密を守ろうとしたり、相手に注意をうながしたりする大人の会話で役立つ表現が出てきます。この記事ではその中から7つを選びました。

イギリスでよく使う表現にはアメリカ英語での言い方も添えています。

ダイアゴン横丁とグリンゴッツの7つの表現

表現意味
take a year off1年休む
never be the sameすっかり変わってしまう
stand back下がって
be mad to ~〜するなんてどうかしている
more than one's job's worthクビになりかねない
be in order問題ない
keep one's mouth shut黙っている

原作の引用はすべて J.K. Rowling『Harry Potter and the Philosopher's Stone』Chapter 5 からです。和訳は筆者によるものです。

① take a year off|1年休む

ハグリッドは、クィレル先生がおどおどするようになったわけを話します。

he took a year off ter get some firsthand experience

実地の経験を積もうと1年休みをとったんだ

take a year off は仕事や学業を「1年休む」という言い方です。a year の部分は a day、a week、some time などに入れ替えられます。

イギリスでは高校卒業後や大学の前後に1年休んで旅や仕事をすることを gap year と言います。take a gap year という形もよく使います。

She took a year off to travel around South America.

彼女は1年休んで南米を旅した。

take a year off

コロケーション

1年休む

She took a year off to travel around South America.

彼女は1年休んで南米を旅した。

a year は a day や some time に入れ替えられる。イギリスでは進学前後の1年を gap year と言う。

② never be the same|すっかり変わってしまう

クィレル先生の話の続きです。ある出来事以来、先生は人が変わってしまったといいます。

never been the same since
それ以来、すっかり変わっちまった

never be the same はある出来事を境に「すっかり変わってしまう」「元には戻らない」という意味です。since を付けると「それ以来」が加わります。

人だけでなく、町や関係にも使えます。良い変化にも悪い変化にも使えますが、悪い意味で使うことが多い表現です。

The town has never been the same since the factory closed.

工場が閉鎖されてから、町はすっかり変わってしまった。

never be the same

構文パターン

すっかり変わってしまう

The town has never been the same since the factory closed.

工場が閉鎖されてから、町はすっかり変わってしまった。

ある出来事を境に元に戻らないことを表す。since を付けると「それ以来」。悪い変化に使うことが多い。

③ stand back|下がって

ハグリッドが漏れ鍋の裏庭のレンガを叩く直前、ハリーに声をかけます。

Right, stand back, Harry

よし、下がっとれ、ハリー

stand back は危ないものから「下がって」「離れて」と言うときの句動詞です。Right は「よし」と次の行動に移る合図で、イギリスの会話でよく使います。

花火や料理の火など、何かが起きる直前の注意によく使います。比喩的に「一歩引いて全体を見る」という意味もあります。

Stand back, the oven is very hot.
下がって、オーブンがすごく熱いから。

stand back

句動詞

下がって

Stand back, the oven is very hot.

下がって、オーブンがすごく熱いから。

危ないものから離れるよう注意するときに使う。比喩的に「一歩引いて全体を見る」の意味もある。

④ be mad to ~|〜するなんてどうかしている

グリンゴッツを見上げながら、ハグリッドは警備の厳しさを強調します。

Like I said, yeh'd be mad ter try an' rob it

言ったろう、ここに盗みに入るなんてどうかしとる

be mad to ~ は「〜するなんてどうかしている」「〜するのは無謀だ」という意味です。イギリスでは mad を「怒った」より「頭がおかしい」の意味でよく使います。

アメリカでは mad は「怒っている」の意味が中心で、be crazy to ~ と言うのが普通です。You'd be mad not to ~ で「〜しない手はない」になります。

You'd be mad to drive in this snow.

この雪の中を運転するなんてどうかしてるよ。

be mad to do something

構文パターンイギリス英語カジュアル

〜するなんてどうかしている

You'd be mad to drive in this snow.

この雪の中を運転するなんてどうかしてるよ。

イギリスでは mad を「頭がおかしい」の意味でよく使う。アメリカでは mad は「怒っている」が中心で、be crazy to do something が普通。

アメリカでは:be crazy to do something

⑤ more than one's job's worth|クビになりかねない

713番金庫に何があるのかと聞くハリーに、ハグリッドは口を閉ざします。

More'n my job's worth ter tell yeh that
そいつを教えたら、わしのクビが飛ぶ

It's more than my job's worth to ~ は「〜したらクビになりかねない」と断るイギリスの言い方です。More'n は More than を縮めた形です。

規則を盾に融通をきかせない人を jobsworth と呼ぶこともあります。アメリカでは I could lose my job for that. のように説明的に言うのが普通です。

It's more than my job's worth to let you in without a ticket.

チケットなしで入れたら、私がクビになってしまいます。

more than ~ job's worth

イディオムイギリス英語カジュアル

クビになりかねない

It's more than my job's worth to let you in without a ticket.

チケットなしで入れたら、私がクビになってしまいます。

規則を理由に断るイギリスの言い方。融通のきかない人を jobsworth と呼ぶ。アメリカでは I could lose my job for that のように言う。

アメリカでは:I could lose my job for that

⑥ be in order|問題ない

ハグリッドが差し出した鍵を、ゴブリンが念入りに確かめます。

That seems to be in order.

問題ないようですね

be in order は書類や手続きが「きちんとしている」「問題ない」という意味です。窓口や受付での会話によく出てきます。

Everything is in order. で「すべて整っています」になります。お祝いの場面の Congratulations are in order.(おめでとうと言うべきだね)という使い方もあります。

Your passport is in order, so you can go through.

パスポートに問題はないので、お通りください。

be in order

コロケーション

問題ない

Your passport is in order, so you can go through.

パスポートに問題はないので、お通りください。

書類や手続きがきちんとしていることを表す。Congratulations are in order. のような使い方もある。

⑦ keep one's mouth shut|黙っている

トロッコの乗り心地に参ったハグリッドは、帰り道は話しかけるなとハリーに頼みます。

it's best if I keep me mouth shut

口を閉じとくのが一番だ

keep one's mouth shut は「黙っている」「口を閉じておく」という意味です。ここでは気分が悪いので口を開けたくないという文字どおりの意味で使っています。

ふつうは「秘密をしゃべらない」「余計なことを言わない」という意味で使います。me は my のなまりで、イギリスの口語でよく聞きます。

I should have kept my mouth shut about the surprise party.

サプライズパーティーのことは黙っておくべきだった。

keep ~ mouth shut

イディオムカジュアル

黙っている

I should have kept my mouth shut about the surprise party.

サプライズパーティーのことは黙っておくべきだった。

ふつうは「秘密をしゃべらない」「余計なことを言わない」の意味で使う。

まとめ

グリンゴッツの場面には、断ったり注意したりする大人の会話で役立つ表現がそろっています。more than one's job's worth のように、イギリスならではの言い回しも覚えておくと会話の幅が広がります。

気になった表現は、カードから保存して復習してみてください。

気に入った表現は、RootLink に保存して復習しよう。

Cuppa English

この記事を書いた人

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ハリポタ原作の会話表現を、毎日のショート動画と毎週のブログで紐解いていくシリーズです。

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